房総=海、と思って来た人が、いちばん驚く場所です。
房総のなかで、ここだけ地形が違う
千葉県の夷隅地域振興事務所は、地域の構成をこう説明しています。
変化に富むリアス式海岸と海水浴に適した砂浜が続く海岸部、洪積層によって形成された上総丘陵が起伏する山間部、そして、この間を蛇行し太平洋に注ぐ夷隅川流域の平野部で構成されていて
養老渓谷はこの「上総丘陵が起伏する山間部」にあたります[4]。
海から車で30分ほど内陸に入るだけで、渓流と滝と杉林になる。この落差が房総の面白さです。夏に海が混んでいるとき、内陸に逃げられます(夏の房総)。
粟又の滝
千葉県の記載です。
粟又の滝(大多喜町)養老渓谷の上流にある落差30メートル、長さ100メートルの豪快な滝です。住所:大多喜町粟又
落差30m・長さ100m[1]。「長さ100m」というのは、岩の上を流れ落ちる滑滝(なめだき)の形をしているためです。県のページには「粟又の滝遊歩道」の写真も掲載されています[5]。
紅葉:関東で一番遅い
千葉県 夷隅地域振興事務所の記載を、そのまま2つ並べます。
「自然」ページ(更新日:令和8(2026)年3月13日)
養老渓谷(大多喜町)関東一遅い紅葉のスポットで、11月下旬から12月上旬に見頃を迎えます。
「観光振興(養老渓谷の紅葉)」ページ(更新日:令和7(2025)年8月19日)
紅葉情報例年、11月中旬頃からが見頃。
同じ県のなかで見頃の表現が2つあります[1][5]。更新日が新しいのは前者(11月下旬〜12月上旬)です。どちらも公式なので両方書きます。
県のページに掲載されている紅葉の写真の場所は「筒森もみじ谷」「粟又の滝」「粟又の滝遊歩道」[5]。
行き方:ここが本題です
① 車
いちばん確実です。千葉県は夷隅地域について「主な道路は、国道3路線(128.297.465号)、主要地方道5路線、一般県道21路線が通過している。」と書いています[4]。国道465号が養老渓谷方面のルートです。
② 小湊鐵道(養老渓谷駅)
五井駅(市原市)から小湊鐵道で養老渓谷駅まで行けます。ただしIC非対応です。
ICカードはご利用いただけません。
小湊鐵道全線において、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)などのICカードはご利用になれません。
Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)などでJR内房線から五井駅へおこしのお客様へ五井駅の乗り換え改札機(出場)にタッチしていただくことにより、五井駅までの運賃は精算されます。五井駅から先、小湊鐵道線内の運賃は現金にてお求め下さい。
現金が要ります[2]。また「JR線との連絡乗車券は、2026年3月13日をもって発売を終了いたします。JR線の乗車券は別にお求めください。」[2]
犬を連れる場合の条件も明記されています。
小犬・猫・はと又はこれらに類する小動物(猛獣及びヘビの類を除く。)で、長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの、ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもので、他のお客様に危害やご迷惑となるおそれがないと認められるもの。手回り品料金は、1個につき290円です。
※駅や車内では容器から出さないようお願いいたします。
長さ70cm以内・ケース込み10kgまで[2]。中型犬以上は乗れません。
なお定期券・回数券について「お客さまのご利用状況を踏まえ、2025年11月末をもって、全区間の回数乗車券(昼間回数乗車券を含む)の発売を終了いたしました。」[2]
③ いすみ鉄道(上総中野で小湊鐵道と接続):運休中
国吉駅~上総中川駅間の脱線事故の影響により、全線で運転を見合わせています。復旧見込みは2027年秋頃を予定しております。
列車代行バスにて通常通り運行しております。
いっぽう時刻表ページには「運転再開の見込みは立っていません。」とあります[3]。大原(外房)から鉄道で養老渓谷側に抜けるルートは、現在つながっていません。
いすみ鉄道のFAQには駐車場の記載があります。
A.大原駅(大原駅北駐車場)有料、国吉駅(市営駐車場)無料、大多喜駅(久保駐車場)有料があります。
そして、
Q. Suicaは利用できますか? A.Suicaを含む交通系ICカードはご利用いただけません。
いすみ鉄道の公式サイトに、ペット同伴のルールを明記したページは見つけられませんでした[3]。
犬連れで行くなら
① 車で行ってください
サイズ制限(長さ70cm以内・10kg以内)と現金精算と運休を全部避けられます。
② 足元に注意
千葉県は自然浴のページで次のように注意しています。
※自然のあるがままの場所には、ヘビ、ハチなどの危険な生き物もいます。気象条件に注意し、必要な準備を整えてお出かけください。
渓谷の遊歩道です。滑ります。リードは短く(犬連れ旅行の注意点)。
③ 犬同伴の可否は、公式に記載がありません
養老渓谷・粟又の滝の遊歩道について、千葉県のページに犬同伴の記載はありません[1][5]。「入れる」とも「入れない」とも書きません。現地の掲示に従ってください。
④ 雨が多い地域です
千葉県は夷隅地域について「気候は温暖で雨が多く、年平均気温16.7度(勝浦市:令和元年)、年間降水量2,395.5ミリメートル(勝浦市:令和元年)となっている。」と書いています[4]。渓谷は雨のあと滑ります。雨の日の代替案は雨の日の犬連れ旅行に。
麻綿原高原(あじさい)も近くです
千葉県は大多喜町の麻綿原高原についてこう書いています。
関東随一のアジサイの名所と知られる麻綿原高原。平地より遅い7月上旬から7月下旬が見頃です。住所:大多喜町筒森1749
7月上旬から下旬という遅い見頃です[1]。紅葉が遅く、あじさいも遅い。内陸の房総は、季節が平地とずれます。
よくある質問
養老渓谷はどこにありますか?
房総半島の内陸、大多喜町と市原市にまたがる渓谷です。千葉県 夷隅地域振興事務所の管轄で、上総丘陵の山間部にあたります。
紅葉の見頃はいつですか?
千葉県の「自然」ページ(令和8年3月更新)は「11月下旬から12月上旬」、「観光振興(養老渓谷の紅葉)」ページ(令和7年8月更新)は「例年、11月中旬頃からが見頃」と記載しています。更新が新しいのは前者です。
粟又の滝はどのくらいですか?
千葉県は「落差30メートル、長さ100メートルの豪快な滝」と記載しています。
電車で行けますか?
小湊鐵道の養老渓谷駅があります。ただし交通系ICが使えず現金が必要で、JR線との連絡乗車券も2026年3月13日で発売終了しています。接続するいすみ鉄道は2026年8月14日時点で全線運休中です。
小湊鐵道に犬を乗せられますか?
長さ70cm以内・タテヨコ高さの合計90cm程度のケースに入れ、ケース込み10kg以内なら1個290円で持ち込めます。駅や車内で容器から出さないよう案内されています。
養老渓谷に犬を連れて行けますか?
千葉県のページに犬同伴の記載を見つけられませんでした。現地の掲示に従ってください。
参考・出典
- 「紅葉 養老渓谷(大多喜町)関東一遅い紅葉のスポットで、11月下旬から12月上旬に見頃を迎えます。」「粟又の滝(大多喜町)養老渓谷の上流にある落差30メートル、長さ100メートルの豪快な滝です。住所:大多喜町粟又」「麻綿原高原(大多喜町)関東随一のアジサイの名所と知られる麻綿原高原。平地より遅い7月上旬から7月下旬が見頃です。住所:大多喜町筒森1749」— 千葉県 夷隅地域振興事務所「自然」(更新日:令和8(2026)年3月13日) (2026-08-14取得)
- 「ICカードはご利用いただけません。」「JR線との連絡乗車券は、2026年3月13日をもって発売を終了いたします。JR線の乗車券は別にお求めください。」「お客さまのご利用状況を踏まえ、2025年11月末をもって、全区間の回数乗車券(昼間回数乗車券を含む)の発売を終了いたしました。」(運賃ページ)/「小湊鐵道全線において、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)などのICカードはご利用になれません。」「五井駅の乗り換え改札機(出場)にタッチしていただくことにより、五井駅までの運賃は精算されます。五井駅から先、小湊鐵道線内の運賃は現金にてお求め下さい。」「小犬・猫・はと又はこれらに類する小動物(猛獣及びヘビの類を除く。)で、長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの、ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもので、他のお客様に危害やご迷惑となるおそれがないと認められるもの。手回り品料金は、1個につき290円です。」「※駅や車内では容器から出さないようお願いいたします。」— 小湊鐵道公式サイト「運賃・定期券・回数券」 /「ご利用案内|ご乗車Q&A」 https://www.kominato.co.jp/guide/faq/ (2026-08-14取得)
- 「国吉駅~上総中川駅間の脱線事故の影響により、全線で運転を見合わせています。復旧見込みは2027年秋頃を予定しております。」「列車代行バスにて通常通り運行しております。」(トップページ)/「運転再開の見込みは立っていません。」(時刻表運賃表ページ)/「Q. Suicaは利用できますか? A.Suicaを含む交通系ICカードはご利用いただけません。」「A.大原駅(大原駅北駐車場)有料、国吉駅(市営駐車場)無料、大多喜駅(久保駐車場)有料があります。」— いすみ鉄道公式ウェブサイト / https://isumirail.co.jp/qanswers (2026-08-14取得。ペット同伴のルールを明記したページは確認できませんでした)
- 「変化に富むリアス式海岸と海水浴に適した砂浜が続く海岸部、洪積層によって形成された上総丘陵が起伏する山間部、そして、この間を蛇行し太平洋に注ぐ夷隅川流域の平野部で構成されていて」「気候は温暖で雨が多く、年平均気温16.7度(勝浦市:令和元年)、年間降水量2,395.5ミリメートル(勝浦市:令和元年)となっている。」「主な道路は、国道3路線(128.297.465号)、主要地方道5路線、一般県道21路線が通過している。」— 千葉県 夷隅地域振興事務所「概況」(更新日:令和5(2023)年10月31日) (2026-08-14取得)
- 「紅葉情報 例年、11月中旬頃からが見頃。」/写真キャプション「筒森もみじ谷1」「筒森もみじ谷2」「粟又の滝1」「粟又の滝2」「粟又の滝遊歩道」— 千葉県 夷隅地域振興事務所「観光振興(養老渓谷の紅葉)」(更新日:令和7(2025)年8月19日) (2026-08-14取得)
最終更新: 2026-08-20