そのため、南麓(山梨側=清里・大泉・小淵沢)に行くのか、西麓(長野側=原村・富士見)に行くのかで、降りる駅も、降りるICも変わります。 - 南麓へ → 中央本線 小淵沢駅、そこから小海線で甲斐小泉・甲斐大泉・清里・野辺山へ。車は中央道 小淵沢IC・長坂IC・須玉IC 西麓へ → 中央本線 富士見駅・茅野駅(原村には駅がありません)。車は中央道 諏訪南IC この記事は、鉄道会社・高速道路会社・自治体の公式ページに書いてあることだけをまとめました。時刻・料金は必ず公式で最終確認してください。
まず、山梨側か長野側かを決める
「八ヶ岳に行く」だけでは日程が組めません。長野県の説明では、八ヶ岳連峰は「諏訪湖の東部、長野県の佐久・諏訪地域から山梨県にかけて、南北約20kmにわたって、2000m級の峰が連なる山塊」です。20km級の山塊をぐるりと囲むように、宿とスポットが分かれて散らばっています。
| 行き先 | 県・市町村 | 最寄り駅 | 最寄りIC |
|---|---|---|---|
| 清里・大泉 | 山梨県北杜市 | 小海線 清里駅・甲斐大泉駅 | 中央道 長坂IC・須玉IC |
| 小淵沢 | 山梨県北杜市 | 中央本線・小海線 小淵沢駅 | 中央道 小淵沢IC |
| 野辺山 | 長野県南牧村 | 小海線 野辺山駅 | 中央道 長坂IC(山越え) |
| 原村(八ヶ岳中央高原) | 長野県諏訪郡原村 | 駅なし(富士見駅・茅野駅からタクシー) | 中央道 諏訪南IC |
| 富士見 | 長野県諏訪郡富士見町 | 中央本線 富士見駅 | 中央道 諏訪南IC・小淵沢IC |
なお国定公園の関係市町村として長野県が挙げているのは「佐久市・佐久穂町・小海町・南牧村・立科町・上田市・長和町・岡谷市・諏訪市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村・松本市・塩尻市」で、指定は「昭和39年(1964年)6月1日」です。
電車で(南麓=清里・大泉・小淵沢・野辺山)
玄関口は小淵沢駅です。JR東日本の駅時刻表によると、小淵沢駅には中央本線(上諏訪・松本方面/甲府・新宿方面)と小海線(小海・中込方面)が乗り入れています。中央本線側の凡例には「特=特急」「あ=あずさ」があり、特急「あずさ」が停まる駅です。
新宿・東京からの所要時間を示したJR東日本の公式ページは、今回確認できませんでした(該当ページが取得できず)。所要は乗換案内でご確認ください。
小淵沢から先は小海線に乗り換えて、甲斐小泉 → 甲斐大泉 → 清里 → 野辺山と登っていきます。
観光列車「HIGH RAIL 1375」
小海線には観光列車が走ります。JR東日本の時刻表サイト(2026年8月時点、JR時刻表2026年8月号ベース)で確認できた運転区間は次のとおりです。
- 快速 HIGH RAIL 1号:小淵沢 10:39 → 清里 11:07 → 野辺山 11:16 →(野辺山 11:34)→ 小海 12:09 → 中込 12:32 → 佐久平 12:42 → 小諸 12:53
- 快速 HIGH RAIL 星空:小淵沢 19:22 → 清里 19:49 → 野辺山 19:58 →(野辺山 20:41)→ 小海 21:17 → 中込 21:39 → 佐久平 21:48 → 小諸 21:59
注意が2つあります。ひとつは、両列車とも甲斐小泉・甲斐大泉は通過(時刻表上「レ」)だということ。もうひとつは、毎日走る列車ではないことです。同じ時刻表には運転日として「7月23~27・30日~8月3・7~11・14・16・17・20~24・27~31日・9月4~7・11~14・19~23・26~28日運転」と記載されています。乗る前に運転日の確認を。
なお、両列車とも野辺山で長く停まります(1号で18分、星空で43分)。これは時刻表から読み取れる事実で、その理由は公式に記載がありません。
電車で(西麓=原村・富士見)
原村には駅がありません。原村の公式アクセスページは、こう書いています。
原村は電車の駅がない村です。特急列車が停まる最寄駅はJR中央線の富士見駅と茅野駅です。原村の八ヶ岳中央高原にあるペンションビレッジへは、富士見駅からタクシーで10分ほど、茅野駅から20分ほどかかります。
同ページの所要時間の目安は「新宿より車で約2時間30分/電車で約2時間30分+茅野駅よりタクシーで約20分」です。
タクシーについては、次の注意書きがあります。
原村ではタクシーは呼ばないと利用できません。茅野駅と富士見駅にはタクシーが待機している場合も多いようです。
概算運賃として「茅野駅から → 約7200円」「富士見駅から → 約3700円」「中央道原バス停から → 約3500円」が挙げられています(ページ内に「このページに掲載した料金等は2024年2月1日現在のものです」との注記あり)。駅からのタクシー代が片道数千円かかる前提で予算を組んでください。
村内の公共交通についても、注意が要ります。
※令和6年2月1日より村内の公共交通は、オンデマンド交通「のらざあ」及び「通勤通学支援便」に変更となりました。 ※土日祝日及び12月30日~1月3日には上記バス・「のらざあ」は運行しません。
土日祝は村内の公共交通が動きません。週末に原村へ行くなら、車かタクシーが前提になります。
高速バスで
新宿から中央高速バスが出ています。ハイウェイバスドットコム(京王電鉄バス)の「新宿~諏訪・岡谷・茅野線」は、「新宿と山梨県の小淵沢方面・長野県の茅野・諏訪・岡谷方面を結ぶ中央高速バス」と案内され、「30分~1時間間隔で運行」しています。
同線の停留所には「中央道須玉」「中央道長坂高根」「中央道八ヶ岳」「中央道小淵沢」「中央道富士見」「中央道原」「中央道茅野」が並びます。運賃の目安は「新宿~中央道小淵沢 片道2,700~3,000円」「新宿~中央道茅野 片道3,200~3,500円」で、「クレジットカード決済で割引になります」とされています。
ただし、これらは高速道路上のバス停です。原村公式も、この点に注意を促しています。
新宿からの高速バスは、中央道原バス停が最寄りです。諏訪・茅野方面行きのバスをご利用ください。バス停から中央高原エリアに行くためのタクシーは到着までに時間がかかりますので、予約等をおすすめします。
バス停に着いてからが本番、ということです。宿の送迎の有無を先に確認しておくと安心です。
車で
中央自動車道を使います。NEXCO中日本の工事案内から、須玉IC・長坂IC・小淵沢IC・諏訪南ICの存在が確認できます(同社の通行止め案内に「E20 中央道 小淵沢IC~諏訪IC」「長坂インターチェンジ(IC)から小淵沢ICの間」「須玉インターチェンジ(IC)と小淵沢IC」の記載)。
東京(高井戸IC)からの距離・所要時間をNEXCO中日本が明記したページは見つけられませんでした。原村公式の「新宿より車で約2時間30分」が、今回確認できた唯一の公式な目安です。
ICからの一例として、北杜市の山岳ガイドは編笠山の登山口・観音平について「中央自動車道小淵沢ICから環道11号線を5分程北上し、県道618号線に合流して観音平へ(無料駐車場50台)ICから約15分」と書いています。IC降車後は15〜30分の山道、というのが八ヶ岳の距離感です。
現地で車がないとどうなるか
南麓には、清里駅を起点にした季節運行のバスがあります。NPO法人清里観光振興会の案内では、清里ピクニックバスは「夏の7・8月は毎日運行、紅葉シーズンの10月後半〜11月初旬も毎日運行します」とされ、ルートについてこう書かれています。
清里駅を起点に、萌木の村など南側のスポットを巡るルート、美し森や清里テラスを巡る北側のルート、東沢大橋を通って大泉方面まで足を延ばすルートなど、見どころにあわせた複数のルートが運行されています。さらに、ゴールデンウィークや夏期、秋の週末などは、野辺山のJR最高地点まで向かうルートも運行します。
裏を返すと、夏と紅葉期以外は毎日運行ではありません。オフシーズンに車なしで動くのは、南麓でも簡単ではありません。西麓(原村)は前述のとおり土日祝に村内交通が止まります。
くわしくは八ヶ岳の現地の移動にまとめました。
犬と一緒に移動するなら
JR東日本の旅客営業規則 第309条は、小動物の車内持ち込み条件をこう定めています。
3辺の最大の和が、120センチメートル以内の専用の容器に収納したもの 専用の容器に収納した重量が10キログラム以内のもの 普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について290円とする。
ケース込み10kgを超える犬は、鉄道では運べません。八ヶ岳は駅から宿・スポットまでの距離があり、中型犬以上と行くなら車が前提になります。犬連れで行けるスポットの公式ルールは八ヶ岳で犬と行けるスポットに、宿選びの考え方は犬と泊まるには?にまとめています。
なお、アイタヨの八ヶ岳のエリアページはまだ準備中です。犬と泊まれる宿のエリア別ページはこちらにまとめています。
よくある質問
八ヶ岳の玄関口はどこですか?
山梨側(清里・大泉・小淵沢・野辺山)へは中央本線・小海線の小淵沢駅です。長野側(原村・富士見)へは中央本線の富士見駅・茅野駅になります。
原村に電車で行けますか?
原村には駅がありません。原村公式は「特急列車が停まる最寄駅はJR中央線の富士見駅と茅野駅です」とし、ペンションビレッジまでは「富士見駅からタクシーで10分ほど、茅野駅から20分ほど」と案内しています。
HIGH RAIL 1375は毎日走っていますか?
毎日ではありません。JR東日本の時刻表には運転日が個別に指定されています(2026年8月の掲載では7月下旬〜9月下旬の特定日)。また甲斐小泉・甲斐大泉は通過します。
現地でレンタカーは必要ですか?
南麓は夏(7・8月)と紅葉期(10月後半〜11月初旬)なら清里ピクニックバスが毎日運行しています。それ以外の時期と、原村など長野側は、車があるほうが確実です。特に原村は令和6年2月から村内公共交通がオンデマンド交通「のらざあ」に変わり、土日祝は運行しません。
犬と電車で行けますか?
3辺の合計120cm以内のケースに収まり、ケース込み10kg以内であれば、290円の手回り品料金で持ち込めます。それを超える犬は鉄道では運べません。
参考・出典
- 「八ヶ岳中信高原国定公園は、八ヶ岳連峰と美ヶ原や霧ヶ峰などの中信高原を中心とする長野県と山梨県にまたがる公園である。」──環境省 中央環境審議会資料(2026-08-13 確認)
- 「指定年月日 昭和39年(1964年)6月1日」/関係市町村「佐久市・佐久穂町・小海町・南牧村・立科町・上田市・長和町・岡谷市・諏訪市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村・松本市・塩尻市」/「本県の中心に位置する中信高原から山梨県にまたがる、八ヶ岳連峰を指定した国定公園です。」──長野県 自然公園の紹介(2026-08-13 確認)
- 小淵沢駅の乗り入れ路線「中央本線 上諏訪・松本方面 (下り)」「中央本線 甲府・新宿方面 (上り)」「小海線 小海・中込方面 (下り)」/凡例「特=特急」「あ=あずさ」──JR東日本 駅時刻表 小淵沢駅(2026-08-13 確認)
- 「快速 HIGH RAIL1号」8221D「小淵沢 1039」「清里 1107」「野辺山 1116」「野辺山 1134」「小諸 1253」/「快速 HIGH RAIL 星空」8223D「小淵沢 1922」「野辺山 1958」「野辺山 2041」「小諸 2159」/運転日「7月23~27・30日~8月3・7~11・14・16・17・20~24・27~31日・9月4~7・11~14・19~23・26~28日運転」/「JRデータの内容は、株式会社交通新聞社発行の「JR時刻表」2026年8月号に基づいています。」──JR東日本 デジタル時刻表 小淵沢駅 小海線(2026-08-13 確認)
- 「3辺の最大の和が、120センチメートル以内の専用の容器に収納したもの」「専用の容器に収納した重量が10キログラム以内のもの」「普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について290円とする。」──JR東日本 旅客営業規則 第309条(2026-08-13 確認)
- 「原村は電車の駅がない村です。特急列車が停まる最寄駅はJR中央線の富士見駅と茅野駅です。原村の八ヶ岳中央高原にあるペンションビレッジへは、富士見駅からタクシーで10分ほど、茅野駅から20分ほどかかります。」「原村ではタクシーは呼ばないと利用できません。」「茅野駅から → 約7200円」「富士見駅から → 約3700円」「中央道原バス停から → 約3500円」「※令和6年2月1日より村内の公共交通は、オンデマンド交通「のらざあ」及び「通勤通学支援便」に変更となりました。」「※土日祝日及び12月30日~1月3日には上記バス・「のらざあ」は運行しません。」「新宿からの高速バスは、中央道原バス停が最寄りです。諏訪・茅野方面行きのバスをご利用ください。バス停から中央高原エリアに行くためのタクシーは到着までに時間がかかりますので、予約等をおすすめします。」「このページに掲載した料金等は2024年2月1日現在のものです。」──原村 交通アクセス(2026-08-13 確認)
- 「新宿と山梨県の小淵沢方面・長野県の茅野・諏訪・岡谷方面を結ぶ中央高速バス。」「30分~1時間間隔で運行」「新宿~中央道小淵沢」「片道2,700~3,000円」「新宿~中央道茅野」「片道3,200~3,500円」「クレジットカード決済で割引になります。」──ハイウェイバスドットコム(京王電鉄バス)路線一覧(2026-08-13 確認)
- 停留所「中央道須玉」「中央道長坂高根」「中央道八ヶ岳」「中央道小淵沢」「中央道富士見」「中央道原」「中央道茅野」──ハイウェイバスドットコム 新宿~諏訪・岡谷・茅野線 時刻表(2026-08-13 確認)
- 「E20 中央道の小淵沢IC~諏訪IC(上下線)」「諏訪南インターチェンジ(IC)」──NEXCO中日本 プレスリリース(2026-08-13 確認)
- 「長坂インターチェンジ(IC)から小淵沢ICの間」──同(2026-08-13 確認)
- 「中央自動車道小淵沢ICから環道11号線を5分程北上し、県道618号線に合流して観音平へ(無料駐車場50台)ICから約15分」──北杜市 山岳ガイド 編笠山(2026-08-13 確認)
- 「夏の7・8月は毎日運行、紅葉シーズンの10月後半〜11月初旬も毎日運行します。」「清里駅を起点に、萌木の村など南側のスポットを巡るルート、美し森や清里テラスを巡る北側のルート、東沢大橋を通って大泉方面まで足を延ばすルートなど、見どころにあわせた複数のルートが運行されています。さらに、ゴールデンウィークや夏期、秋の週末などは、野辺山のJR最高地点まで向かうルートも運行します。」──NPO法人清里観光振興会 清里ピクニックバス(2026-08-13 確認)
最終更新: 2026-08-20