ただし、注意点が3つあります。 1. エリアをまたぐ利用はできません(同じ首都圏エリア内で完結する乗車のみ) 2. 同じ路線図で、小海線は「至小諸」と描かれています。小諸方面はエリア外です 3. 小淵沢と清里のあいだにある甲斐小泉・甲斐大泉の2駅は、この路線図に記載が見当たりません。この2駅を使うなら、乗車前にきっぷを買うのが確実です
Suicaの大原則:エリアをまたげない
JR東日本のSuica公式ページには、はっきりこう書かれています。
Suica(ICカード、モバイルSuica、Apple PayのSuica)を在来線の乗車券として利用する場合、ご利用可能エリア内完結でのご利用となります。各エリア間をまたがってご利用いただくことはできません。異なるエリアをまたがってご利用の場合は、あらかじめきっぷをお求めください。
八ヶ岳で問題になるのは、小海線を小諸方面へ抜けるときです。前述の路線図では、小海線は清里・野辺山まで描かれ、その先は「至小諸」となっています。野辺山より先へICカードのまま乗り越すことはできません。小諸・佐久平方面へ抜ける行程を組むなら、先にきっぷを買ってください。
使える駅・確認できなかった駅
JR東日本の路線図(首都圏エリア・2026年4月1日現在)で確認できたのは、次のとおりです。
| 駅 | 路線図への記載 |
|---|---|
| 小淵沢 | あり |
| 甲斐小泉 | 見当たらず |
| 甲斐大泉 | 見当たらず |
| 清里 | あり |
| 野辺山 | あり |
| 富士見 | あり |
| 茅野 | あり |
甲斐小泉・甲斐大泉について「使えない」と断定できる公式の記載は見つけられませんでした。この2駅で乗り降りするなら、乗車前にきっぷを買っておくのが安全です。甲斐大泉には日帰り温泉(パノラマの湯)があり、途中下車の可能性があるので、覚えておいてください。
なお、中央本線側は路線図上、韮崎・新府・穴山・日野春・長坂・小淵沢・富士見・信濃境・すずらんの里・茅野・上諏訪…と松本方面まで連続して記載されています。中央本線で八ヶ岳に入る限り、ICで問題は起きにくい構図です。
バスとタクシーはどうか
清里ピクニックバス(南麓)
NPO法人清里観光振興会の案内には、次の記載があります。
1回乗車の料金のみ車内にて”PASMO / Suica”でのお支払いが可能です。
「1回乗車の料金のみ」がポイントです。周遊券(1日券・2日券など)は車内でICでは買えません。周遊券を使う予定なら、販売所で先に購入しておく必要があります。
原村(西麓)
原村公式のアクセスページは、村内交通の運賃を「茅野駅→原村役場/1人640円」「原村役場→八ヶ岳中央高原エリア/1人700円~1000円」などと案内していますが、支払方法についてICカードが使えるという記載はありません。タクシーについても、公式に記載があるのは概算運賃(「茅野駅から → 約7200円」「富士見駅から → 約3700円」「中央道原バス停から → 約3500円」)だけです。
原村側に行くなら、現金を用意しておくのが無難です。特に「原村ではタクシーは呼ばないと利用できません」とあるとおり、流しのタクシーはつかまりません。
犬と乗るときの支払い
JR東日本の旅客営業規則 第309条は、小動物の持ち込み条件を次のように定めています。
3辺の最大の和が、120センチメートル以内の専用の容器に収納したもの 専用の容器に収納した重量が10キログラム以内のもの 普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について290円とする。
この290円の手回り品料金は、駅の窓口・改札で手続きするもので、Suicaの改札にタッチして自動で引かれる性質のものではありません。犬連れで小海線に乗るなら、改札で申し出る時間を見込んでおいてください。犬連れの持ち物は犬連れ旅行の持ち物チェックリストにまとめています。
現金は結局どのくらい要るか
八ヶ岳を回るとき、現金が要りそうな場面を挙げておきます(いずれも公式に「現金のみ」と書かれているわけではなく、ICが使えると明記されていないという意味です)。
- 原村の路線バス・のらざあ・タクシー
- 清里ピクニックバスの周遊券
- 小規模な直売所・売店(八ヶ岳中央農業実践大学校の直売所など)
- 各地の日帰り温泉の券売機
1万円札ではなく、千円札と小銭を用意していくと詰まりにくくなります。
なお、アイタヨの八ヶ岳のエリアページはまだ準備中です。犬と泊まれる宿のエリア別ページはこちらにまとめています。
よくある質問
清里駅でSuicaは使えますか?
JR東日本のSuica・PASMOご利用可能エリア路線図(首都圏エリア・2026年4月1日現在)に清里駅の記載があります。ただしエリアをまたぐ利用はできません。
小海線で小諸まで行くのにSuicaは使えますか?
使えません。同路線図では小海線は「至小諸」と描かれ、小諸方面はエリア外です。JR東日本は「異なるエリアをまたがってご利用の場合は、あらかじめきっぷをお求めください」としています。
甲斐大泉駅でSuicaは使えますか?
公式路線図に記載を見つけられませんでした。使えない、と断定できる記載も見つかっていません。乗車前にきっぷを買っておくのが確実です。
バスでSuicaは使えますか?
清里ピクニックバスは「1回乗車の料金のみ車内にてPASMO / Suicaでのお支払いが可能です」と案内されています。原村の村内交通・タクシーについては、公式にICカードの記載がありません。
参考・出典
- 「Suica(ICカード、モバイルSuica、Apple PayのSuica)を在来線の乗車券として利用する場合、ご利用可能エリア内完結でのご利用となります。各エリア間をまたがってご利用いただくことはできません。異なるエリアをまたがってご利用の場合は、あらかじめきっぷをお求めください。」──JR東日本 Suica 利用可能エリア(2026-08-13 確認)
- 路線図に「小淵沢」「清里」「野辺山」「富士見」「信濃境」「すずらんの里」「茅野」の記載/小海線に「至小諸」の表示/「路線図(首都圏エリア)」「2026年4月1日現在」──JR東日本 Suica・PASMOご利用可能エリア(PDF)(2026-08-13 確認)/掲載元:Suica 首都圏エリア
- 路線図に「小淵沢」「清里」「野辺山」「富士見」「信濃境」「すずらんの里」「茅野」の記載/小海線に「至小諸」の表示/「路線図(首都圏エリア)」「2026年4月1日現在」──JR東日本 Suica・PASMOご利用可能エリア(PDF)(2026-08-13 確認)/掲載元:Suica 首都圏エリア
- 「1回乗車の料金のみ車内にて”PASMO / Suica”でのお支払いが可能です。」──NPO法人清里観光振興会 清里ピクニックバス(2026-08-13 確認)
- 「茅野駅→原村役場/1人640円」「原村役場→八ヶ岳中央高原エリア/1人700円~1000円」「原村ではタクシーは呼ばないと利用できません。」「茅野駅から → 約7200円」「富士見駅から → 約3700円」「中央道原バス停から → 約3500円」「このページに掲載した料金等は2024年2月1日現在のものです。」──原村 交通アクセス(2026-08-13 確認)
- 「3辺の最大の和が、120センチメートル以内の専用の容器に収納したもの」「専用の容器に収納した重量が10キログラム以内のもの」「普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について290円とする。」──JR東日本 旅客営業規則 第309条(2026-08-13 確認)
最終更新: 2026-08-20