歩く時間の短い順に見ていきます。
12分|駅を降りてすぐの2か所
いちばん短い選択肢が2つあります。どちらも「駅から徒歩約12分」です。
虹見の滝(龍王峡) … 野岩鉄道会津鬼怒川線「龍王峡駅」下車すぐが龍王峡。公式のアクセス欄に「※虹見の滝まで駅から徒歩約12分」とあります。
鬼怒楯岩大吊橋 … 「東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」下車、徒歩約12分」。全長約140m・高さ約37mの歩行者専用吊橋です。
電車を降りて12分で景色が変わる。予定が押している日の受け皿として、この2つは覚えておく価値があります。
15分+α|吊橋を渡ってから分かれる道
鬼怒楯岩大吊橋は、渡り終えてからが本番です。
「※楯岩展望台まで…橋を渡って右手に歩いて約10分 ※古釜の滝まで…橋を渡って左手に歩いて約5分」
右に10分、左に5分。両方回っても橋の往復を含めて1時間かかりません。ひとりなら、行きたいほうから先に行けばいいだけです。
約2時間〜2時間半|七福邪鬼めぐり
温泉街そのものを歩くなら、これがちょうどいい長さです。
「すべてのスタンプコースをまわると、約2時間から2時間半ほどのスタンプラリーは、鬼怒川温泉散策に最適。鬼怒川に架かる各橋のたもとなどにある、邪鬼を払い福を招くという鬼怒太・鬼怒子の陶像を全部で6つ巡ります。(あらかじめ、駅前の「鬼怒太」にスタンプが押されており、全部で7つのスタンプをそろえていただきます)温泉街に点在している鬼の陶像は、栃木県益子町在住の陶壁作家・藤原郁三(いくぞう)氏が制作をしたもので」
駅前の「鬼怒太」に最初のスタンプが押された状態で始まる、というのがうまい設計です。残り6つを橋のたもとで探して歩きます。
陶像の作者まで公式に明記されています。栃木県益子町在住の陶壁作家・藤原郁三氏。ひとりで歩くなら、これは「散歩」ではなく「作品を見て回る2時間」になります。
約30分の徒歩+バス72分|瀬戸合峡の渡らっしゃい吊橋
もっと遠くへ、静かなところへ、という日はここです。
「鬼怒川の上流に位置する瀬戸合峡は、凝灰岩が浸食されることによって生まれた峡谷で、深度100mにも及ぶ切り立った岸壁が約2kmにわたり広がっています。」
「峡谷内にある川俣ダム正面の岸壁に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」からの眺望は絶景で、断崖を真近に感じることができます。紅葉の名所としても知られ「とちぎの景勝100選」に選ばれています。」
行き方は「「鬼怒川温泉駅」から女夫渕行きバス乗車約72分、「川俣平家塚」バス停下車、渡らっしゃい吊橋まで徒歩約30分」。バスに72分乗って、そこから30分歩く。片道だけで1時間40分を超える計算になります。
そして時間の制限が厳しめです。
「遊歩道開放時間 9:00~16:00(最終入場15:00) ※冬季は閉鎖」
休業日は「冬季期間中は閉鎖(11月下旬頃~4月下旬頃)」。最終入場15:00。バスの本数と合わせて考えると、朝のうちに動き出さないと届きません。冬は約5か月閉まっています。
3〜4時間|龍王峡を川治温泉から歩く
まとまった時間を歩きたいならこれが本命です。
「「龍王峡」は、川治温泉と鬼怒川温泉の間およそ3kmに及びます。川治温泉からは起伏の少ない遊歩道が整備されており、約7km、3~4時間程度で歩くことができるので、のんびりとハイキングを楽しみたい方にオススメです。」
読み落としやすいのは「起伏の少ない遊歩道」という一言です。7km・3〜4時間と聞くと身構えますが、公式は登山ではなく遊歩道だと書いています。川治温泉のページにも「下流へ進むと、景勝地「龍王峡」へ続く遊歩道も整備されており、緑の匂いや川のせせらぎを感じながら散策やハイキングを楽しむことができます。」とあります。
景観の成り立ちも公式に書かれています。「今からおよそ2,200万年前、海底火山の活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れによって侵食され、現在のような景観になったと言われています。」そして「「龍王峡」という名は、その光景がまるで龍がのたうつような姿であることから、昭和25年に名付けられました。」
2,200万年前にできた地形に、昭和25年に名前が付いた。歩きながら考えるには十分な落差です。
60〜120分|奥鬼怒はひとりで行く場所ではない、かもしれない
歩く時間だけで言えば最長なのが奥鬼怒です。
「「鬼怒川温泉駅」から女夫渕行きバス乗車約95分、「女夫渕」終点バス停下車、終点からは各温泉宿まで徒歩約60分~120分程度」
さらに「豊かなブナの原生林に囲まれたこの温泉郷は、(自然保護のため)一般車両が乗り入れできないので、宿泊者送迎を利用するか、1時間ほど歩くことになります。」とあります。
バス95分+徒歩最大120分。ひとりで行く場合、途中で引き返す判断をする相手がいません。宿泊者送迎の有無を予約時に必ず確認し、送迎がないなら装備と時刻表を相当きちんと詰めてください。
★どのコースでも共通|山ヒル
龍王峡の公式ページには、はっきりした注意書きがあります。
「《注意》龍王峡ハイキングコースを散策される方は、山ヒルに注意して下さい。(吸血されないために、サンダル素足等でのハイキングコース内の散策はご注意願います。)」
サンダル・素足で歩かない。ひとりだと、足元の異変に気づいてくれる人がいません。靴と靴下は必ず用意してください。
公式に記載がなかったこと
- 龍王峡ハイキングコースのトイレ・休憩所の位置の記載がありません
- 女夫渕行きバスの時刻と運賃を確認できていません。瀬戸合峡・奥鬼怒へ行く場合は、帰りの便を先に調べてください
- 各遊歩道に犬を連れて入れるかの記載がありません。日光旅ナビの「ペット連れにおすすめ」タグは、龍王峡・鬼怒楯岩大吊橋・瀬戸合峡のいずれにも付いていません。タグが無いことは「不可」を意味しませんが、可否は判断できません
- 渡らっしゃい吊橋の通行料の記載がありません
よくある質問
鬼怒川でいちばん長く歩けるコースは?
龍王峡です。「川治温泉からは起伏の少ない遊歩道が整備されており、約7km、3~4時間程度で歩くことができる」と案内されています。
短時間で行ける景勝地はありますか?
龍王峡駅は「下車すぐ」で、虹見の滝までは駅から徒歩約12分。鬼怒楯岩大吊橋も鬼怒川温泉駅から徒歩約12分です。
渡らっしゃい吊橋へはどう行きますか?
鬼怒川温泉駅から女夫渕行きバスで約72分、「川俣平家塚」バス停下車、そこから徒歩約30分です。遊歩道の開放は9:00~16:00で最終入場15:00、冬季(11月下旬頃~4月下旬頃)は閉鎖されます。
七福邪鬼めぐりのスタンプはいくつありますか?
陶像は6つで、「あらかじめ、駅前の「鬼怒太」にスタンプが押されており、全部で7つのスタンプをそろえていただきます」と案内されています。
ひとりで歩くとき気をつけることは?
山ヒルです。龍王峡の公式ページは「サンダル素足等でのハイキングコース内の散策はご注意願います。」と注意しています。また瀬戸合峡や奥鬼怒はバスの所要時間が長いため、帰りの便の時刻を先に確認してください。
参考・出典
- 「「龍王峡」は、川治温泉と鬼怒川温泉の間およそ3kmに及びます。川治温泉からは起伏の少ない遊歩道が整備されており、約7km、3~4時間程度で歩くことができるので、のんびりとハイキングを楽しみたい方にオススメです。」──龍王峡|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
- 「※楯岩展望台まで…橋を渡って右手に歩いて約10分 ※古釜の滝まで…橋を渡って左手に歩いて約5分」「東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」下車、徒歩約12分」──鬼怒楯岩大吊橋|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
- 「鬼怒川の上流に位置する瀬戸合峡は、凝灰岩が浸食されることによって生まれた峡谷で、深度100mにも及ぶ切り立った岸壁が約2kmにわたり広がっています。」「峡谷内にある川俣ダム正面の岸壁に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」からの眺望は絶景で、断崖を真近に感じることができます。紅葉の名所としても知られ「とちぎの景勝100選」に選ばれています。」──瀬戸合峡|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
- 「「鬼怒川温泉駅」から女夫渕行きバス乗車約95分、「女夫渕」終点バス停下車、終点からは各温泉宿まで徒歩約60分~120分程度」「豊かなブナの原生林に囲まれたこの温泉郷は、(自然保護のため)一般車両が乗り入れできないので、宿泊者送迎を利用するか、1時間ほど歩くことになります。」──奥鬼怒温泉|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
- 「下流へ進むと、景勝地「龍王峡」へ続く遊歩道も整備されており、緑の匂いや川のせせらぎを感じながら散策やハイキングを楽しむことができます。」──川治温泉|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
- 「すべてのスタンプコースをまわると、約2時間から2時間半ほどのスタンプラリーは、鬼怒川温泉散策に最適。鬼怒川に架かる各橋のたもとなどにある、邪鬼を払い福を招くという鬼怒太・鬼怒子の陶像を全部で6つ巡ります。(あらかじめ、駅前の「鬼怒太」にスタンプが押されており、全部で7つのスタンプをそろえていただきます)温泉街に点在している鬼の陶像は、栃木県益子町在住の陶壁作家・藤原郁三(いくぞう)氏が制作をしたもので」──体験・観光スポット検索(ペット連れにおすすめ)|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
最終更新: 2026-08-20