数字はすべて日光東照宮の公式アクセスページと、東武鉄道が公開している営業規則のPDFに書かれているものです。
鉄道での所要時間(公式掲載値)
日光東照宮の「アクセス・駐車場」ページには、次の所要時間が並んでいます。
| 区間 | 列車 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 浅草 〜 東武日光 | 特急けごん | 約1時間50分 |
| 浅草 〜 下今市 〜 東武日光 | 特急きぬ+各駅停車 | 約1時間50分 |
| 浅草 〜 東武日光 | 東武鉄道快速 | 約2時間5分 |
| 新宿 〜 東武日光 | JR特急日光 | 約2時間 |
| 宇都宮 〜 日光 | JR日光線 | 約45分 |
読み取れることが2つあります。
ひとつは、特急と快速の差が約15分しかないこと。浅草からの所要時間は、特急けごんで約1時間50分、快速で約2時間5分です。急ぐ旅でなければ、この15分の重みは人によって変わります。
もうひとつは、浅草経由と下今市乗り換えが同じ約1時間50分であること。特急きぬで下今市まで行って各駅停車に乗り継ぐルートも、けごんの直通と同じ時間が示されています。座席が取れない日の代替として覚えておくと使えます。
新宿からはJR特急日光で約2時間。関東の西側から向かう場合、浅草まで出るより素直なことがあります。
東武日光駅とJR日光駅
日光には2つの駅があります。東武日光線の東武日光駅と、JR日光線の日光駅です。バスの案内でも「JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から」と両方が並記されることが多く、駅から先の路線バスはどちらからも乗れる形になっています。
奥日光へ向かう場合、駅は通過点にすぎません。駅に着いてから中禅寺湖まで、さらにバスで約50分かかります(日光の乗り物ガイド)。
車での行き方
日光東照宮のアクセスページには、こう書かれています。
東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路を経て、日光ICで下りる。日光ICから2km。
東北自動車道 → 宇都宮IC → 日光宇都宮道路 → 日光IC → 2km。これが社寺へのルートです。
ただし日光宇都宮道路には、日光ICのほかに清滝ICもあり、目的地が奥日光の場合は下りるICが変わります。ここを間違えると、いろは坂の手前で余分に走ることになります(日光の高速道路インターチェンジの選び方)。
東照宮大駐車場については、公式に「普通車 600円」「普通車 : 200台駐車可。」「利 用 : 年中無休」と記載があり、「※予約不要。お帰りの際に料金投入(100円・500円硬貨、1000円札使用可)。」とされています。
★犬連れの本題|東武鉄道の営業規則を読む
犬と一緒に電車で日光へ向かえるかどうかは、感覚ではなく規則で決まっています。東武鉄道が公開している営業規則 第10章(手回り品)の第308条第4項には、次のように書かれています。
旅客は、小犬・猫・はとまたはこれに類する小動物(猛獣および蛇の類を除く。)で、次の各号に該当するものは、無料で車内に持込むことができる。(1)他の旅客に危害をおよぼし、または迷惑をかけるおそれがないと認められるものであって、3辺の最大の和が、120㎝以内の専用の容器に収容したもの(2)専用の容器に収容した重量が10kg以内のもの
条件を分解すると、こうなります。
- 対象:小犬・猫・はと、またはこれに類する小動物(猛獣および蛇の類を除く)
- 容器:3辺の最大の和が120cm以内の専用の容器に収容すること
- 重量:容器に収容した重量が10kg以内であること
- 迷惑をかけないこと:他の旅客に危害をおよぼし、または迷惑をかけるおそれがないと認められること
- 料金:上記を満たせば無料
見落としやすいのは3番です。10kgは犬の体重ではなく、容器に入れた状態の重さです。キャリー自体が重いタイプだと、犬が7kgでも合計で超える可能性があります。出発前に、犬を入れたキャリーごと体重計に載せて確認しておくのが確実です。
3辺の和120cmという基準も、旅行かばんの基準(同じ第308条第1項では手回り品全般が「3辺の最大の和が、250cm以内」「重量が30kg以内」で2個まで)とは別の、動物専用の枠であることに注意してください。
また同規則の第307条第1項ただし書(5)では、持ち込みが制限される物品として「動物」が挙げられており、そこから除外されるものとして「第308条第3項に規定する身体障害者補助犬もしくは盲導犬または同条第4項の規定により持ち込みの承諾を受けた動物」が明記されています。第4項の条件を満たすことが、持ち込みの根拠そのものという構造です。
補助犬・盲導犬については第308条第3項に規定があり、身体障害者補助犬法の認定を受けた補助犬、道路交通法の盲導犬は、表示・認定証、ハーネス・使用者証などの条件つきで無料で随伴させられるとされています。
そして第315条には「手回り品は、旅客において保管の責任を負うものとする。」とあります。キャリーの管理は旅客側の責任です。
駅から先で、確認できていないこと
- 東武バス日光のペット持ち込み規定:東武バス日光の乗り方案内のページには、ペット・動物の持ち込みに関する記載がありません(2026年8月14日時点)。バスに乗せられるかどうかは、公式に記載がありません
- JR線のペットの扱い:今回はJR東日本の規則を確認していないため、この記事では触れていません
- 日光東照宮のペット同伴可否:東照宮の公式サイト(トップ/拝観時間・料金/アクセス・駐車場)に記載を確認できませんでした
確実に犬と乗れるとわかっているのは、中禅寺湖遊覧船です。日光旅ナビの備考に「・ペットは、キャリーをご利用いただき乗船いただけます。船の駅中禅寺にて、無料貸出を行っております。」と明記されています。
よくある質問
浅草から日光まで何分ですか?
日光東照宮の公式アクセスページによると、特急けごんで約1時間50分、東武鉄道快速で約2時間5分です。
新宿から直接行けますか?
「新宿 ~ 東武日光(JR特急日光) : 所要時間 約2時間」と記載されています。
犬を東武線に乗せるのにお金はかかりますか?
東武鉄道の営業規則 第308条第4項の条件を満たせば無料です。条件は「3辺の最大の和が、120㎝以内の専用の容器に収容したもの」かつ「専用の容器に収容した重量が10kg以内のもの」で、他の旅客に危害・迷惑をおよぼすおそれがないと認められることです。
10kgは犬の体重ですか?
いいえ。規則の文言は「専用の容器に収容した重量が10kg以内のもの」です。容器を含めた重さで判断されます。
日光ICと宇都宮ICは、どちらで下りますか?
東照宮の公式アクセスページは「東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路を経て、日光ICで下りる。日光ICから2km。」と案内しています。宇都宮ICは東北自動車道から日光宇都宮道路へ入る地点で、下りるのは日光ICです。
駅に着いてから奥日光まではどうしますか?
路線バスに乗り継ぎます。中禅寺湖までバス約50分です。詳しくは乗り物ガイドをご覧ください。
参考・出典
- 「浅草 ~ 東武日光(特急けごん) : 所要時間 約1時間50分」「浅草 ~ 下今市~東武日光(特急きぬ+各駅停車) : 所要時間 約1時間50分」「浅草 ~ 東武日光(東武鉄道快速) : 所要時間 約2時間5分」「新宿 ~ 東武日光(JR特急日光) : 所要時間 約2時間」「宇都宮 ~ 日光(JR日光線) : 所要時間 約45分」──アクセス・駐車場|日光東照宮(2026-08-14 確認)
- 「旅客は、小犬・猫・はとまたはこれに類する小動物(猛獣および蛇の類を除く。)で、次の各号に該当するものは、無料で車内に持込むことができる。(1)他の旅客に危害をおよぼし、または迷惑をかけるおそれがないと認められるものであって、3辺の最大の和が、120㎝以内の専用の容器に収容したもの(2)専用の容器に収容した重量が10kg以内のもの」──東武鉄道 営業規則 第10章 手回り品(第308条第4項)(2026-08-14 確認)
- 「・ペットは、キャリーをご利用いただき乗船いただけます。船の駅中禅寺にて、無料貸出を行っております。」──中禅寺湖遊覧船|日光旅ナビ(2026-08-14 確認)
- ペットの持ち込みに関する記載が無いことの確認先──乗り方案内(日光エリア)|東武バスOn-Line(2026-08-14 確認。ページ内にペット・動物に関する記述なし)
最終更新: 2026-08-20