すべて東武バスOn-Lineに掲載されている金額から計算しました。
4種類のフリーパス(掲載額)
東武バスOn-Lineの「日光各種バスフリー券」ページには、次の4つが掲載されています。
| 券種 | 大人 | 小児 | 有効期間 |
|---|---|---|---|
| 湯元温泉フリーパス | 3,500円 | 1,750円 | 2日間有効 |
| 中禅寺温泉フリーパス | 2,300円 | 1,150円 | 2日間有効 |
| 霧降高原フリーパス | 1,500円 | 750円 | 2日間有効(冬季:12/1〜3/31は発売なし) |
| 世界遺産めぐり手形 | 600円 | 300円 | 当日のみ有効 |
霧降高原フリーパスには「冬季:12/1~3/31は発売いたしません」という条件が付いています。冬に霧降方面へ行く計画では、この券は選択肢に入りません。
世界遺産めぐり手形だけが「当日のみ有効」で、ほかの3つは2日間有効です。1泊2日なら2日目も使えます。
検算|片道運賃と突き合わせる
東武バスOn-Lineの日光エリアのページには、JR日光駅・東武日光駅からの片道運賃が掲載されています。これと突き合わせます。
湯元温泉フリーパス(3,500円)
- 東武日光駅 → 湯元温泉:片道1,950円
- 単純往復:1,950円 × 2 = 3,900円
- フリーパス:3,500円
- 差:400円お得
湯元まで往復するだけで元が取れます。しかもこの券は2日間有効なので、途中の竜頭の滝(片道1,600円)や赤沼(1,700円)、光徳温泉(1,900円)で降りて歩き、また乗る、という使い方が上乗せで効いてきます。
中禅寺温泉フリーパス(2,300円)
- 東武日光駅 → 中禅寺温泉:片道1,250円
- 単純往復:1,250円 × 2 = 2,500円
- フリーパス:2,300円
- 差:200円お得
こちらも往復だけで元が取れます。ただし差は200円。中禅寺湖までの往復1回きりなら、券を買う手間と200円が釣り合うかどうかは好みです。
霧降高原フリーパス(1,500円)
- JR日光駅 → 霧降高原:片道850円
- 単純往復:850円 × 2 = 1,700円
- フリーパス:1,500円
- 差:200円お得
- ただし 12/1〜3/31は発売なし
途中の霧降の滝は片道380円です。行きに霧降の滝で降りて、そこから霧降高原へ上がり、帰りにまた滝で降りる──というように乗り降りを増やすほど、フリーパスとの差は開いていきます。逆に、霧降高原を単純に往復するだけなら200円の差にとどまります。
世界遺産めぐり手形(600円)
- 神橋:220円/東照宮東参道入口・ホテル清晃苑前、勝道上人像前、表参道、西参道茶屋、大猷院・二荒山神社前:いずれも350円
- 350円区間の単純往復:700円
- 手形:600円
- 差:100円お得
社寺エリアを1往復するだけで100円得です。この券について、公式には次の説明があります。
東武バス日光では世界遺産めぐりバスのコースを中心とした区間に、1日何回でも自由に乗り降りできるフリーパス「世界遺産めぐり手形」を発売しています。
社寺は歩いて回れる距離感でもあるので、「1日何回でも自由に乗り降りできる」という利点を実際に何回使うかが分かれ目です。3回以上乗るなら明確に得になります。
上乗せで効く2つの割引
赤沼奥日光低公害バス:500円 → 450円
赤沼から小田代原・千手ヶ浜方面へ向かう低公害バスの運賃は「大人500円・小児250円」です。そして、
各種フリーパスをご呈示のお客様は割引運賃(大人450円、小児230円)を適用いたします。
大人で50円、小児で20円引き。往復すれば大人100円ぶんです。奥日光の湿原を歩く予定があるなら、湯元温泉フリーパスの400円お得に、この100円が積み上がります。
日光グリーンスローモビリティ:均一200円
市街地の西町を走るグリーンスローモビリティは「大人200円・小児100円 (均一運賃)」で、利用可能なフリーパスとして「湯元温泉フリーパス/中禅寺温泉フリーパス/世界遺産めぐり手形/霧降高原フリーパス」ほかが挙げられています。
この乗り物は完全キャッシュレスで、現金が使えません。フリーパスを持っていれば、そもそも支払い手段の心配が減ります。ただし運行は季節限定で、2026年は「4月25~9月13日は毎日運行 9月14日~11月19日は火・水・木のみ運行」です(日光の乗り物ガイド)。
どこで買うか
紙の券の窓口について、公式には次の記載があります。
東武日光駅ツーリストセンター 営業時間 8:20~16:20 年中無休 TEL:0288-54-0864
年中無休、8時20分から16時20分まで。朝いちばんのバスに乗る場合、8時20分の開始時刻が制約になります。始発に近い便で奥日光へ向かうなら、券の購入時間を旅程に織り込んでください。
モバイル版もあります。「「NIKKO MaaS」のスマートフォンサイト、ジョルダン(株)「乗換案内」のスマートフォンアプリで発売します。」と案内されています。窓口の営業時間に縛られたくない場合の選択肢です。
買わないほうがいいケース
- 社寺だけを歩いて回る:世界遺産めぐり手形600円に対し、片道350円。1往復しないなら現金のほうが安い
- 冬に霧降方面へ行く:霧降高原フリーパスは12/1〜3/31は発売がない
- 車で移動する:フリーパスはバスの券です。いろは坂を車で上がるなら関係ありません(日光ICと清滝IC)
公式に記載を確認できていないこと
- 各フリーパスの有効区間の詳細:券種名・金額・有効日数は掲載されていますが、どのバス停までが有効範囲かの細かい一覧は、今回確認したページには記載がありません。たとえば中禅寺温泉フリーパスで竜頭の滝(片道1,600円)まで行けるかどうかは、この記事では判断していません
- モバイル版の価格が紙と同額かどうか:記載を確認できていません
- ペットを連れて路線バスに乗れるか:東武バス日光の乗り方案内にペット・動物に関する記載がありません
よくある質問
湯元温泉フリーパスは元が取れますか?
往復するだけで取れます。フリーパス3,500円に対し、東武日光駅〜湯元温泉の片道は1,950円で往復3,900円。差は400円です。
中禅寺湖までの往復だけならどうですか?
中禅寺温泉フリーパス2,300円に対し、片道1,250円の往復で2,500円。200円お得です。
世界遺産めぐり手形は何回乗れば得ですか?
350円区間なら2回で700円になるので、2回乗った時点で100円得です。「1日何回でも自由に乗り降りできる」券で、当日のみ有効です。
霧降高原フリーパスは冬も買えますか?
買えません。「冬季:12/1~3/31は発売いたしません」と明記されています。
フリーパスで低公害バスは無料になりますか?
無料にはなりません。割引運賃が適用され、大人500円が450円、小児250円が230円になります。
紙の券はどこで買えますか?
東武日光駅ツーリストセンターです。営業時間は8:20~16:20、年中無休と案内されています。モバイル版は「NIKKO MaaS」のスマートフォンサイトと、ジョルダン「乗換案内」のアプリで発売されています。
参考・出典
- 「湯元温泉フリーパス 大人3,500円 小児1,750円 2日間有効」「中禅寺温泉フリーパス 大人2,300円 小児1,150円 2日間有効」「霧降高原フリーパス 大人1,500円 小児750円 2日間有効 冬季:12/1~3/31は発売いたしません」「世界遺産めぐり手形 大人600円 小児300円 当日のみ有効」──日光各種バスフリー券|東武バスOn-Line(2026-08-14 確認)
- 中禅寺温泉1,250円/竜頭の滝1,600円/赤沼1,700円/光徳温泉・日光アストリアホテル1,900円/湯元温泉1,950円/神橋220円/西参道入口350円/丸美220円/霧降の滝380円/霧降高原850円(JR・東武日光駅からの片道運賃)──日光エリア|東武バスOn-Line(2026-08-14 確認)
- 「大人500円・小児250円」「各種フリーパスをご呈示のお客様は割引運賃(大人450円、小児230円)を適用いたします。」──赤沼奥日光低公害バス|東武バスOn-Line(2026-08-14 確認)
- 「日光山輪王寺または大猷院・二荒山神社前~憾満ヶ淵・化け地蔵~日光山輪王寺または大猷院・二荒山神社前 大人200円・小児100円 (均一運賃)」「※完全キャッシュレスバスの実証運行を実施しております。お支払いはクレジットカード等(タッチ決済)、PayPay、ICカードのみとなります。」「季節運行(2026年4月25日(土)~2026年11月19日(木)) 4月25~9月13日は毎日運行 9月14日~11月19日は火・水・木のみ運行」──グリーンスローモビリティ|東武バスOn-Line(2026-08-14 確認)
最終更新: 2026-08-20