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日光をひとりで歩く|戦場ヶ原2時間、湯ノ湖1時間で選ぶ奥日光

ひとりで奥日光へ行くなら、行き先を「景色」ではなく歩く時間で選ぶと決めやすくなります。戦場ヶ原の自然研究路は2時間ほど。湯ノ湖の湖岸を1周すると1時間ほど。小田代原へは赤沼から徒歩約35分、赤沼奥日光低公害バス(大人500円)を使えば約12分。千手ヶ浜は一般車の乗り入れができず、徒歩か、季節によりバスや船で向かう場所です。誰にも合わせなくていいひとり旅では、この所要時間がそのまま計画になります。

数字はすべて日光旅ナビと東武バスOn-Lineの掲載値です。

日光1泊2日|標高を上げて、下りる日光のフリーパスは元が取れるか日光の乗り物ガイド日光の温泉は1本の湯が12km流れて変わる

2時間|戦場ヶ原の自然研究路

奥日光の中心にあるのが戦場ヶ原です。日光旅ナビの説明を引用します。

この地が中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来といわれる戦場ヶ原。かつて湖であったものが湿原化したもので、400ヘクタールの広大な面積を誇ります。湿原には350種類にも及ぶ植物が自生しており、野鳥の種類が多いことでも有名で、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地」と認められてラムサール条約に登録されています。湿原をぐるりと囲むように自然研究路が整備されており、2時間ほどで歩けるハイキングコースもあります。

数字を拾うと、400ヘクタール、350種類の植物、そして自然研究路は2時間ほど

「かつて湖であったものが湿原化したもの」という成り立ちも、歩きながら考えるには十分な材料です。ラムサール条約への登録理由として「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地」と認められた、と記載されています。

季節については「一年を通して楽しめますが、ワタスゲやホザキシモツケが見頃になる6月中旬~8月上旬、草紅葉が美しい9月下旬~10月上旬がオススメです。」とあります。草紅葉は木の紅葉とは別のもので、湿原そのものが色を変えます。

アクセスの注意点がひとつあります。

湯元温泉行バス乗車約70分、「三本松」バス停から徒歩すぐ ※ハイキングの場合は手前の「赤沼」バス停下車

眺めるだけなら三本松、歩くなら赤沼。降りるバス停が違います。ここを間違えると、歩き始める前に湿原沿いを移動することになります。車の場合は「清滝ICから約35分」です。

1時間|湯ノ湖の1周

もっと短くまとめたい日、あるいは歩いたあとの夕方に使えるのが湯ノ湖です。

三岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖で、周囲は約3km、三方を山で囲まれており、静かで、どことなく神秘的な雰囲気が漂います。湖岸には散策路があり1時間ほどで一周できます。

周囲約3km、1時間ほど。三方を山で囲まれているという地形なので、視界が閉じています。開けた戦場ヶ原とは、歩いている間の感じがまったく違います。

紅葉は「10月上旬~10月中旬には赤・黄・茶、色とりどりの見事な紅葉が見られます。」。マス釣りの名所でもあり、解禁期間は5月〜9月と記載されています。

冬は歩けません。「※湯ノ湖周回歩道は、冬季は凍結し危険なため閉鎖します。」と明記されています。冬にひとりで奥日光へ行く場合、1周という選択肢そのものが消えます。

徒歩35分か、バス12分か|小田代原

奥日光でいちばん「選択」が生じるのが小田代原です。

湯ノ湖から流れる湯川の西側に広がる周囲3キロの草原で、面積は戦場ヶ原の約4分の1ほど。

戦場ヶ原の約4分の1。そして、ここにはよく知られた1本の木があります。

また草原の真ん中に生える「小田代原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカンバの木が美しく、シャッターチャンスを狙う人々で後が絶えません。小田代原へは4月末~11月まで、低公害バスが運行しています。

「小田代原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカンバ。草原の真ん中に立つ木です。

アクセスは2通りあります。

「赤沼」バス停から徒歩約35分または低公害バス(※)で約12分 ※低公害バスの運行は4月下旬〜11月末まで。

手段所要費用
徒歩約35分無料
赤沼奥日光低公害バス約12分大人500円(フリーパス提示で450円)

差は23分と500円。ひとりなら、行きは歩いて帰りはバス、という組み方も自由にできます。

低公害バスの乗り場は、路線バスの「赤沼」バス停に近接する「赤沼車庫」バス停です。東武バスOn-Lineには「アクセスは、東武バス日光「赤沼」バス停(東武日光駅より「湯元温泉」行き路線バスにて約65分)に近接の「赤沼車庫」バス停より「赤沼日光低公害バス」にご乗車いただけます。」と案内されています。

このバスの路線について、公式にはこう書かれています。

バス路線はハイキングコースと接しており、小田代原から湯滝や戦場ヶ原方面に足を延ばすことができるほか、西ノ湖や千手ヶ浜は、2か所を結んで周回するコースがあり、中禅寺湖畔の絶景を見ながら歩くコースにも接続しています。

バスとハイキングコースが接続しているので、片道だけ歩く、途中まで乗って残りを歩く、といった組み方ができます。ひとり旅で体力が読めないときに、この可変性は効きます。

車では行けない場所|千手ヶ浜

奥日光の中で、条件がはっきり違う場所があります。中禅寺湖の西の端、千手ヶ浜です。

中禅寺湖の西の端にある南北2キロにわたる浜で、周辺には樹齢200年以上のミズナラやハルニレなどが林をつくる他、6月にはクリンソウが咲き誇る自然豊かな環境です。

そして、行き方に制限があります。

千手ヶ浜には一般車の乗り入れはできず、徒歩のほか、季節によりバスや船で訪れることができます。

一般車の乗り入れはできません。徒歩か、季節によりバスか船。車で来た人も、ここだけは車を置いていくことになります。

南北2キロの浜、樹齢200年以上のミズナラやハルニレ、そして6月のクリンソウ。行くための手間がそのまま、着いた場所の静けさになっている場所です。

ひとりで組むなら(時間の足し算)

組み合わせ歩く時間の合計
湯ノ湖1周だけ約1時間
戦場ヶ原の自然研究路約2時間
赤沼→小田代原(徒歩)→赤沼(バス)約35分+バス約12分
戦場ヶ原+湯ノ湖約3時間

東武日光駅から赤沼までバス約65分、湯元温泉まで約90分。移動の往復に3時間前後を使うことを忘れずに足してください。日帰りで「戦場ヶ原も湯ノ湖も小田代原も」は、時間的にかなり厳しくなります。ひとりなら、1泊して朝の湿原を歩くほうが自由度が高くなります(日光1泊2日|標高を上げて、下りる)。

低公害バスはフリーパス提示で割引になるので、券の損得も一緒に考えられます(日光のフリーパスは元が取れるか)。

犬と歩くとき

日光旅ナビのこだわり条件「ペット連れにおすすめ」で検索した結果(2026年8月14日、日光市全域43件)には、中禅寺湖、竜頭滝、光徳園地・光徳沼、霧降高原、キスゲ平園地、憾満ヶ淵などが含まれていました。

一方、戦場ヶ原、小田代原、湯ノ湖、湯滝は43件に含まれていませんでした。ただしこれは「タグが付いていない」というだけで、犬を連れて行けないことを意味しません。公式に可否の記載を確認できていない、という状態です。

移動については、東武バス日光の乗り方案内にペット・動物の持ち込みに関する記載がありません。低公害バスについても、ペットに関する記載を確認できていません。犬と一緒に歩く前提なら、事前の確認が必要です(日光の乗り物ガイド)。

よくある質問

戦場ヶ原は1周どのくらいかかりますか?

「湿原をぐるりと囲むように自然研究路が整備されており、2時間ほどで歩けるハイキングコースもあります。」と記載されています。

歩くなら、どのバス停で降りますか?

戦場ヶ原の場合、「湯元温泉行バス乗車約70分、「三本松」バス停から徒歩すぐ ※ハイキングの場合は手前の「赤沼」バス停下車」と案内されています。歩くなら赤沼です。

もっと短く歩ける場所はありますか?

湯ノ湖です。「周囲は約3km」「湖岸には散策路があり1時間ほどで一周できます。」と記載されています。ただし冬季は凍結のため閉鎖されます。

小田代原は歩いて行けますか?

行けます。「「赤沼」バス停から徒歩約35分または低公害バス(※)で約12分」です。低公害バスの運行は4月下旬〜11月末までで、運賃は大人500円、各種フリーパス提示で450円です。

「小田代原の貴婦人」とは何ですか?

「草原の真ん中に生える「小田代原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカンバの木」のことです。

千手ヶ浜へ車で行けますか?

行けません。「千手ヶ浜には一般車の乗り入れはできず、徒歩のほか、季節によりバスや船で訪れることができます。」と記載されています。6月にはクリンソウが咲きます。

参考・出典

※各施設・スポットのルールは変わることがあります。おでかけ前に公式情報で最新をご確認ください。

最終更新: 2026-08-20