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日光 ・ いろは坂

いろは坂の走り方|48カーブ・標高差440m

いろは坂は「1本の道」ではありません。下り専用の第一いろは坂と、上り専用の第二いろは坂という2本の道があり、合計すると48か所の急カーブになります。標高差は約440m。カーブごとに「い」「ろ」「は」…の看板が立ちます。清滝ICから中禅寺湖までは約20分ですが、これは空いているときの数字です。紅葉期は通常20分の上りが2〜3時間になり、連休には最大6時間の渋滞が記録されています。第二いろは坂の途中には明智平がありますが、ロープウェイは2027年8月31日まで長期運休中で、標高1373mの展望台へは上がれません。
日光の紅葉は渋滞との戦い中禅寺湖という高さ冬の日光日光で犬と入れる場所・入れない場所日光の乗り物ガイド

構造|上りと下りが、そもそも別の道

日光旅ナビのいろは坂のページを引用します。

日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路。下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂の二つの坂を合計すると48か所もの急カーブがあることから「いろは48文字」にたとえてこの名がつきました。カーブごとに「い」「ろ」「は」・・・の看板が表示される急坂が続き、標高差は約440m。

初めて走る人がいちばん驚くのが、この一方通行です。

つまり行きと帰りで、違う道を通ります。行きに見た景色は帰りには出てきません。「さっき通ったあの場所でもう一度停まろう」ができない構造です。停まりたい場所があれば、その場で決める必要があります。

48カーブという数字も、この2本を合計したものです。片側だけで48回曲がるわけではありません。標高差は約440m。日光市街から中禅寺湖畔まで、この高さを上がります。中禅寺湖のページの見出しは「海抜高度1269m。日本屈指の高さにある湖」です(中禅寺湖という高さ)。

そしてカーブごとに「い」「ろ」「は」…の看板が立っています。48文字を使い切る、という命名です。渋滞に巻き込まれたときは、この看板がいまどこにいるかの目安になります。

所要時間|20分・2〜3時間・6時間

この道の数字は、公式ページに3段階で書かれています。

状況所要時間
通常時(上り)約20分
渋滞時2〜3時間
連休中の記録最大6時間

原文はこうです。

秋には日光で最も紅葉の美しいスポットとしても知られ、絶景のドライブコースのため、大渋滞となるほどの人気です。通常上るのに20分ほどの道路ですが、渋滞時は2~3時間かかることが多々ありますので、紅葉シーズン中は特に余裕をもってお出かけすることをオススメします。(連休中はさらに混雑し、いろは坂を上るのに最大6時間の渋滞が発生したこともあります。)

「渋滞時は2~3時間かかることが多々ありますので」――多々ある、という書き方に注意してください。まれな事故ではなく、紅葉期には通常起こることとして案内されています。

そして最大6時間。20分の道が6時間になるということは、18倍です。朝9時に日光市街を出て、中禅寺湖に着くのが午後3時。その日はもう、湖畔を歩いて終わりです。

中禅寺湖のアクセス欄には「清滝ICから約20分」と記載されています。この20分も、いろは坂が流れているときの数字です。

渋滞に入ってからできることはありません。上りは第二いろは坂の一方通行で、途中で引き返して別ルートを取ることができません。列に入る前に判断するしかない道です。渋滞を避ける具体的な方法は、色づく順を使った時期の選び方としてまとめました(日光の紅葉は渋滞との戦い)。

途中の明智平|いまは展望台へ上がれない

第二いろは坂の途中に、明智平があります。日光旅ナビの説明です。

第2いろは坂をほぼ上りきったところにある明智平。明智平ロープウェイ駅にもなっており駐車場も広いため、休憩しながら展望を楽しむ観光客でにぎわっています。ここからロープウエイに乗って3分で到着する標高1373mの明智平展望台は日光を代表する人気の展望スポット。

「第2いろは坂をほぼ上りきったところ」――つまり、上りのゴール手前です。駐車場も広い、と書かれているとおり、休憩に使える場所です。

ただし、いま重要なのは次の告知です。

【リニューアル工事に伴う運休について】明智平ロープウェイでは、リニューアル工事のため下記の期間長期運休となります。ご注意ください。*2026年 1月16日 ~ 2027年 8月31日 (約1年7か月)お問合せ 日光交通(株) TEL 0288-54-1154

約1年7か月の長期運休です。2026年1月16日から2027年8月31日まで。この記事の確認日(2026年8月14日)は、その期間の途中にあたります。

したがって、標高1373mの明智平展望台へは上がれません。ロープウェイの掲載値は運行時間「9:00~15:30」、料金「大人(12歳以上) 片道600円、往復1,000円 子ども(6歳~11歳)片道300円、往復500円」ですが、いずれも運休前のものです。

駐車料金についても、影響があります。明智平の備考欄には次の記載があります。

・駐車料金:500円/1台※ロープウェイ往復利用のお客様には無料券が発行されます。

ロープウェイの往復利用に対して無料券が出る仕組みなので、運休中はその無料券が発行されないことになります。明智平で休憩するだけなら駐車料金500円がかかる、という前提で考えてください。

とはいえ、明智平そのものは第二いろは坂を上りきる手前の休憩地点として機能します。48カーブを連続で走ったあとで、一度エンジンを止められる場所があるのは、犬連れには重要です。長い渋滞のあとほど、外に出す時間が必要になります。

冬のいろは坂

標高差約440mを一気に上がる道なので、冬の路面は市街地と同じではありません。明智平のアクセス欄には、次の注記があります。

※冬季は積雪・路面凍結の恐れがありますのでチェーン・スタッドレスタイヤをご用意ください。

日光市街が乾いていても、上りきったところは別の条件です。冬に奥日光へ向かうなら装備が前提になります(冬の日光)。

なお、いろは坂そのものの冬季通行規制や通行止めの期間については、公式に記載がありません(この記事が参照した一次情報の範囲では確認できませんでした)。この記事では規制の期間を書きません。

走る前に決めておく5つ

  1. 上りと下りが別の道であることを頭に入れる(引き返せません)
  2. 時間を多めに見る(通常20分、渋滞時2〜3時間、連休は最大6時間)
  3. 明智平の展望台には上がれない(2027年8月31日まで運休)
  4. 明智平の駐車料金は500円(運休中は無料券が出ないと考えられます)
  5. 冬はチェーン・スタッドレス

犬連れで走るとき

いろは坂には、日光旅ナビの「ペット連れにおすすめ」のタグが付いていません。ただしこれは道路なので、そもそも「立ち寄る場所」として登録されていないという見方もできます。タグが無いことを「犬を連れて通れない」という意味に取らないでください。

実務として効くのは、渋滞の長さです。2〜3時間、場合によってはそれ以上、車内に留まることになります。犬にとってその時間は、人間より長く感じられるはずです。水と、外に出せる場所の当てを持ったうえで列に入ってください。犬と入れる場所については別記事にまとめました(日光で犬と入れる場所・入れない場所)。

よくある質問

いろは坂はカーブがいくつありますか?

「下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂の二つの坂を合計すると48か所もの急カーブがあることから「いろは48文字」にたとえてこの名がつきました。」と記載されています。2本の合計で48か所です。

上りと下りは同じ道ですか?

違います。第一いろは坂が下り専用、第二いろは坂が上り専用です。

標高差はどのくらいですか?

「標高差は約440m」と記載されています。

どのくらい時間がかかりますか?

通常は上りに約20分。渋滞時は2〜3時間かかることが多々あり、連休中には最大6時間の渋滞が発生した事例が記載されています。中禅寺湖のアクセスは「清滝ICから約20分」です。

明智平ロープウェイに乗れますか?

乗れません。「*2026年 1月16日 ~ 2027年 8月31日 (約1年7か月)」の長期運休です。

明智平の駐車場は有料ですか?

「・駐車料金:500円/1台※ロープウェイ往復利用のお客様には無料券が発行されます。」と記載されています。ロープウェイが運休中は、この無料券の発行条件を満たせません。

冬に走れますか?

「※冬季は積雪・路面凍結の恐れがありますのでチェーン・スタッドレスタイヤをご用意ください。」と案内されています。なお通行規制の期間については公式に記載を確認できていません。

参考・出典

※各施設・スポットのルールは変わることがあります。おでかけ前に公式情報で最新をご確認ください。

最終更新: 2026-08-20